お手元の旅・岐阜県八百津町
2008年11月22日

岐阜県の、平野と山間部の境。
小高い山がポツポツと島のように浮かぶ、その風情。
岐阜県の魅力は、雄大な山岳県というイメージが先行しますが、
海津町周辺のゼロメートル輪中地帯の水郷の風情もありますし、
文字通りこの山際の、小高い山々の趣も、大変に興が沸くもの。

紅葉前線も、瀬戸市まで南下する晩秋の晴天に、お手元の旅を楽しみました。




朝の冷気が漂う木曽川ダム湖畔の町、八百津。
ブラリ歩いて、地酒と和菓子を買いました。

岐阜県の東濃地方は、中仙道の宿場町の面影が
今もなお色濃く残る地域です。

長野県のそれは、ともすれば完璧に残して観光資源にしましたが、
こちらはというと、生活のあちこちに垣間見られる、
ゆっくりブラリ旅向け。


小さな町を、一通り歩いて、ここは岐阜県、岐阜ラジオを聞きながら
先ほどの和菓子を食べます。

この岐阜ラジオってのが、ローカルの極みで、それは一流の域。
名古屋の放送局と覇権争いをしても意味がないとすっかり諦め、
徹底して県内の話題を。

同じ東濃の道の駅で、秋祭りを行っていると知り、車を走らす。


途中まで中仙道を走りました。
とある宿場町にある、今も営む江戸時代の宿。
尾張の殿様が、他の偉いさんと顔を合わしたくないといい
本陣とは別に専用の宿を設ける。それが、この宿。
もう、数年前から一度は泊まりたいと思っているのですが。

名古屋は、どこに行くにしても観光資源に恵まれています。
時計で言うと、25分から35分の間だけは伊勢湾ですが、
あとは、どこへも行けれる「内陸風情」の街。
と、ついつい車を飛ばして遠出してしまいますが、
お手元の旅も、これから探索していきたいと思いました。