富士は日本一の山 2008年8/13-14-15 毎年、お盆は大型の山登り。今年は富士山。火山好きな僕にとり、一度は登ってみたかった富士山。 やはり偉大でした。 この他を圧倒する山塊が、隆起ではなく噴火によるものだと思うと そのダイナミックさにドキドキしてしまいます。 初めての富士登山。 ところが至って心強いのは、もう十数回登頂に成功している友人の存在。 彼の旅なれたプランは、8/13に新五合目で日付が変わるまで仮眠。 それから山登りを開始。 |
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真夜中の行軍は、夏の盛りというのに、とても寒かった。 皆が皆、雨具を防寒具として、途中で着替える。 2500m地点からスタートして、頂上まで一本道。 山小屋が連なり、遭難の心配は無い。 ただ体力だけが問題なのですが、 僕は高度が高くなればなるほど体調が良くなるので 思いのほか簡単に登頂できました。 ←日の出まで、あとわずか。眼下の湖に浮かぶ雲。 こんな写真が撮れるのも、抜きん出た単独峰だからでしょう。 深山の奥に佇む山ではなく、人間界の淵に隣接する神山。 |
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九合目付近での御来光。 皆が皆、ここと場所を決めて御来光の瞬間を待つ。 一瞬、動きの止まる登山道でした。 |
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この後、大渋滞が発生。 全く、頂上を目前に控えているのに、全然進まず。 例えるなら、初詣の混みようです。 じっと待って、しばらくすると少しだけ前に進む。この繰り返し。 「容量」を考えさせられる面白い瞬間でした。 細い登山道。一分間に処理できる人間は60人だとします。 そこに数百人と押しかけるので、「処理待ち」の現象が発生する。 |
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山頂も凄い人。 ただ幸いなのが、巨大な山頂。火山ですからね。 噴火口を回るようにして、人が分散される。 太陽って偉大です。 夜明け前は、骨の髄までしみこむ冷気でしたが、 陽だまりに座れば暖かい。 深夜の行軍で疲れきった皆さん、思い思いの場所で仮眠する。 登ってみて分かったのは、とにかく巨大な砂利置き場。 砂利というと語弊がありますが、巨大な岩石置き場。 ただ、標高の低いところは 酸素と気温の関係から緑地帯になっているだけ。 大沢崩れなど富士山の崩壊は心配するところですが、 僕の一生のうちで姿を変えるとは考えられません。 国家百年の計で、対策を。 |
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簡単に登れた富士山だけれど、次回は?と聞かれれば、当分遠慮したい富士山。 一番堪えたのは、果てしなく続く下り坂。それは足への拷問でした。 それでもスタートが新五合目。 昔は、富士吉田神社の一合目から登っていたのです。 下山後は、神奈川県の手前の山奥の宿。 疲れを取ったら、翌日は名古屋に向かう。 毎年、登れば、次に考えることは、早い帰宅。 どっふり浸らず、明日の生活へ直ちに移行する、このスタイル。僕は好きです。 翌日は、朝早くに宿を出て、途中、氷穴を見て、富士宮焼きそばを食べて、あとは一路西進。 僕にとりましては、大切なお盆の山登りですが あっさり終わって、また一年後。 この間、全く音信なし。 いつの日か、このイベントも終了すると思っているし、それが今年なのだと言い聞かせています。 あっさり終わるスタイルが、明日の生活へ直ちに移行させる。 味気ないと思ったときもあるけれど、そうでなければと、今は思う。 |