南信州秘境巡り

斜面集落探訪記
2008年4/12-13

そのような形態を定義付ける言葉は知らないのですが、初めて目の当たりにしたとき、
それらは自然発生的に「斜面集落」という言葉となりました。
無駄もなく当を得た言葉「斜面集落」

話す機会があれば、大いに話し、HPの別頁には何枚も写真を載せました。
無駄もなく当を得た言葉「斜面集落」

しかし、この驚きを果たして分かってもらえたかと言えば、それは昔からの疑問であって
いつの日か紹介したいと思いつつ、秘境地帯のあまり、今日まで単独行の連続。




今回、初めて、その魅力を友人に紹介する旅をしました。
紹介させていただいた友人は、旅の戦友・旅の同志とでも称すべき人たち。
いろいろと面白い企画を受身ばがりで過ごした数年間のお礼として
春の週末に企画しました、「斜面集落探訪」

「早朝の天竜川」

2008年4月12日。
旅の起点はJR飯田線の大嵐駅、8:14。
友人二人は豊橋で前泊。僕は午前4時に家を出る。
そもそも今回の企画は大仕事なので、前の週末に下見したほど。
そこで分かったのは「酷」道としても有名な418号線の終日通行止め。
よって、多きく迂回して無難な四時出発。

飯田線は天竜川に沿った単線。
飯田以北は穏やかな光景が広がるのですが、佐久間ダム以北の飯田線は、トンネルの連続。
大嵐駅もトンネルとトンネルの間の駅。


勢い余って一時間近くも前に到着。
少しブラリ歩きをしましょう。
写真は夏焼隧道。
旧飯田線のトンネルです。
佐久間ダムの完成に伴い、一部区間が水没するため、大嵐駅近辺にはいくつかの「遺構」も見ることができます。

この1キロは続く夏焼隧道の向こうにも、小さな集落があるといいます。
その集落に通じる唯一の道が、この隧道。
ところが、その手前には、、、、


次回の秘境巡りは大嵐を基点として、小和田ピストンと夏焼ハイキング、、急募です!!
←対岸は愛知県豊根村(旧・富山村)
手前は静岡県浜松市(旧水窪町) 



大嵐は、トンネルとトンネルの間の駅。

先週に引き続き、今週も浚渫船がポンポンと音を立てる。
もし、それがなければ、ここは近くの滝(駅の東側の土手の向こう)の
音と、鳥たちの鳴き声。
それと2-3時間に一度聞こえる飯田線の音だけ。

前は人も住んでいた駅前の唯一の民家も、
今はしっかり施錠がしてある。

静岡県にあって、しっかりと愛知県は富山を紹介する看板も
朽ちてしまえば、豊根村と書き換えられるのでしょう。

約束の8:14がやってきました。

一人のんびりも、今回だけはこれにてお終い。



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