火山に拘ってみました
連休は?と聞かれるはずです。
「火山に拘ってみました」
「はっ?」と言われそうですが、嘘でないことを、ここで証明するのです。
エレガンス廉価版で過す休日。
焼岳を下山したあと、僕は安房トンネルを越えて奈川ダム方面へ。
ここで恐ろしいものを見たのですが、東京方面からの車が、ありえない渋滞。
狭いトンネルがどこまでも続く。
西行きの車、全く進まない。
特に哀れを催したのが、バイクの人たち。肺癌になるのでは?と思えるほどの壮絶な環境。
この恐ろしい渋滞の先を見ることもなく、僕は木曾方面へ折れる。
たまにあるのです。
大型連休。名古屋方面の車は、時に東京の間逆。渋滞知らずってことがあるのです。
境峠を越えて、木曽福島へ。
お買い物です。
今晩の野営は2100m
寒さ対策のために、合羽と別に新しくパンツも買いました。
結果論から言うと、これまた別に買った100円のゴミ袋で十分対応もできたのですが、、、、
廉価版を目指した割りに、余分な出費が5000円。(←実に悔しい!!!!)
また、買った食料は、前回の残りもありまして2000円ほど。
ただ、その前に、名湯・王滝の湯に行かなければなりません。
この日はマウンテンバイクの大会があったのか、MTBを積んだ全国各地の車が王滝村のあちこちで見かける。
二キロのダートを進む秘湯も、MTB愛好家にとっては、これまた魅力でしょう。
賑わっていました。
さて、僕をチラチラと見る青年が一人。
僕もピン!ときました。
去年の王滝の湯で、お話をした地元の(役所?)の人です。
前回は誰も居なかったので話も弾みましたが、今回は大勢の人。
またの機会は来年でしょうか!??
素晴らしい名湯からあがった後は、田の原駐車場へ。
ウーマン号はセダンですから、テントが無いと安眠ができないのです。
食事をし、酒を飲み、歯を磨き、ゴロリとなったらすぐに寝てしまった。7時前。
本日もまた、夜中の一時に目を覚ます。
夜空は満天の星空。
空全体に闇よりも星の成分のほうが濃い!16等星も見えるであろう星空です。
やはり、乾燥するのか喉が渇く。
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登り始めた頃は、何でまた何回も登る山に登るの!? なんか調子悪いし断念しようか!??とか思ったのですが、
一時間もすれば調子が出てきて、結局、剣が峰まで二時間を切りました。
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火山に拘る連休。二日目は未だ噴気も上がる御嶽山。
ただ毎年勢いが衰退しているように感じます。
それもそのはず、山頂部の噴気は、数年前にも途切れたことがあります。
エンドレス噴気は、これよりも下方の地獄谷でしょう。
そんな活火山の御嶽山は信仰の山でもあります。
「六根清浄〜〜」と唱え下る一行と遭遇しました。
毎回同じ事を書いていますが、見上げて目に入る白い山小屋。
まるでチベット仏教の寺院のようです。
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ほんの少しではありますが、
秋の気配も見受けられます。
御嶽山を下山して、少しだけ北上。
木曽福島の二本木温泉に行く。脅威の炭酸泉です。
本来は、テント泊三日の予定でしたが、
聞くに天気も下り坂のようで、
別に記録を作っているわけでもないので、撤退を決定。
エレガンス廉価版の休日は、二泊三日。
あの無駄な合羽とパンツさえ買わなければ、10000円を切ったのに。
この悔しさ、後日の廉価版の休日で補填しましょう。
倹約とは知恵。身をもって痛感した連休になりました。
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