東濃地方都市群巡り

多治見市

東濃地方都市群巡りも最終都市、岐阜県は多治見市。
山を隔てたら愛知県で、人口も増加の一途。駅前の賑わいからも見て取れます。

隣町の土岐市とは全く別の世界です。
ここが日本で一番暑い町。
今年の夏、多治見を歩いて見たものは、それは商店街に自動噴霧器が並べて設置されていたのですが、
その霧が見た目だけの気休めであるとは、身をもって覚えたところです。
 
 
   
多治見は瀬戸市の隣、一大窯業都市であります。
市街の規模も大きく、特に旧市街には窯元の桁外れのお屋敷が点在し、
最近人口が増えただけの街とは違って
地場の趣が大変に豊かな街です。

なかなか日帰りで東濃地方都市群の全てを見て回るのも難しい話で、
駅前の散策を少しした程度で次の街。
本来なら、どの街も魅力にあふれ泊まりがけで散策したいものですが
それは2011年の宿題といたしましょう。

ここで、mixi日記から一部を転載。

今回の東濃地方都市群巡り。心に残る光景を夕方に見ました。
地方都市に生きる女としては必要以上に髪を上に盛り上げて結ひ、
ヒールも高く、眩しい服装の女が、
アチラの駅からもこちらの駅からも乗り込む。


地方都市に生きる女の選んだ道は、
        ネオンきらめく名古屋へ向かう中央線。


夜の女は、世間では線を引いた向こう側の人として、
そういう目で見る風潮は今もありますが、
勤め先の近くのワンルームで生活することもなく
あの、土岐の駅から鮮やかなイエローのスーツで出勤する
彼女を見て思うのは、親と同居する姿。

地元で勤めるところがあれば、日没には土岐や瑞浪の駅から
家へ向かう足取りなのでしょうが、
長引く不景気というものは、現金収入の道を
このようにさせるものだと、
なんだか、ここに至るまでの物語というか
彼女らに与えられた選択肢の少なさに同情してしまいます。


好きで着飾る人もいれば、地元に勤めるところがない、
これも立派な理由なのでしょうが、名古屋に行ってしまえば
そのような特殊性に思いを馳せることはない。
ネオン街の女性として、
今夜もまた好奇な目で見られているのでしょう。