スイスのような滋賀県
良い写真が撮れました・琵琶湖一周の旅
2004年1月24(土)−25(日)と僕たちは琵琶湖一周の旅を堪能しました。
従来の滋賀県は、京都へ行くまでの通過県。
琵琶湖があるだけのさして見るべきものも無い単調な県と勝手な思い込みをしていましたが、その実態は・・・・・・
【喫茶店の窓から見えるものは、
湖の向こうに佇む雪を戴いた山並み】
さて、僕たちの旅は車にて琵琶湖の湖岸を一周するもの。  
そこは琵琶湖におんぶに抱っこの滋賀県だけはあり、周遊道路は整備されています。  
       岐阜から大垣・関が原を越えて滋賀県の彦根へ。
一般道を選択しましたが終始快適に流れ、あっという間の滋賀県。      
 彦根は前回に一人で行きましたが、町に占める江戸時代の割合が大きい町でして、
たいへんに趣のある町です。      彦根では小休止して、一路琵琶湖ぞいを南下するルートに。  
   冬の乾いた空気。予想外の光景は湖の向こうに雪山が見えたことです。  
滋賀県は琵琶湖のイメージが強すぎて、
その他の光景なんてのは想像の向こうの話でしたから嬉しい誤算。

まぁ、ここからは地理的な名所というものは無く、
ただ単調なんですけれど快適で美しい光景が広がるばかり。
実際に道路が混んだのは大津市瀬田の一部だけ。
【湖の向こうの雪山・
スイスのレマン湖なみ??】
今回のドライブで強く印象に残ったのは、雪山。まるで春の残雪のある長野県かと思えてしまう光景。
ただ見える雪山は高くても1200mを下回るもの。ところが琵琶湖水面から一気にせり出す標高差。
ボリューム感はアルプス並です。  
 ところが長野県には対岸が霞むほどの湖は存在しない。まさにココだけ。冬の滋賀県の特権です。

さて日本人なら旅には温泉は欠かさせないポイント。
僕たちは少し風邪気味。よって温熱療法が望まれる。まずは目指したのが大津市南郷にある南郷温泉。
ここは放射能泉。ラドン泉ですね。ただ、単純弱放射能線とか枕詞の無い放射能泉。
濃度が濃い証拠。15分くらいで汗もダラダラ。実に効能のある温泉。    
そのあとは一路宿を目指しました。琵琶湖に面する宿。

夕食は鴨鍋。地鳥でして肉に野性味がある。
鮎や岩魚・あまご以外の淡水魚に興味の無い自分にとってはありがたい夕食でした。
 滋賀県の反省すべき点は、琵琶湖があまりに偉大なので魚類も琵琶湖で取れるもので全てをまかなおうとする努力。
それはスローフードの時代の代表選手みたいなものですが、この物流が発達した今日この頃。
日本海の海の幸を何故導入しようとしない。   
 鯉とか鮒に抵抗感のある人・興味の無い日本人は大勢居るはず。
いやいや、食べれるものの旅先であえて食べようとは思わない。そう考える人も多いのではないでしょうか?? 
 京都に対抗するあまり、湖国と称して淡水魚に依存する料理屋のあり方には激しい疑問。      
   同じく海から離れた京都のほうが、立派に海の幸をお持て成しの中に汲み入れています。

さてさて、楽しい第一日目は海岸ぞいに大津の夜景を見ながら幕を閉じますことに。


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