今更シリーズ C
2005年6月26日(日)に行った、
湯里湖閉鎖に驚き、
ローソクに行く

(今更のupは2006年7月2日)

当時の日記からです。
//行ってみて。その一// とにかく日曜の14時に栄のナディアパークなので、今日のドライブは4時半過ぎに出発の意気込み。  
   そんなに早く旅立って温泉は開いているの?と聞かれそうですが、飯田温泉・湯里湖は6時から営業です。    
 ここは露天風呂しかないのですが、X字渓谷にせり出すつくりは絶景なので人気も高い温泉です。   
  ところが行ってみて見つけた物は張り紙が一枚。【しばらくの間休業させていただきます】と蛻の殻。瞬時に【潰れた】と分かる寂しさ。  
 あんなに絶景で素晴らしい温泉が傾くのだから全く勿体無い話です。問題は温泉以外にあったとしか考えられません。 
 この衝撃は7:30前の話。  ここら辺で早くから開いている温泉は10時が先頭集団。   ドライブの計画、第一目標にて頓挫。   
  慌てて、地図を見開き次なる目標を考える。        

//行ってみて。その二// 次なる目標は岐阜県中津川市福岡町のローソク温泉へ。 
 時間はあるので418号沿いの渓谷をのんびり眺めたり、以前時間切れで諦めた大船神社にも行けれました。
実に良い時間を過ごすことができました。    最近は、地図に記してある名所旧跡とか
道路脇にある地元自治体の名所などを示す看板を一つづつ巡っていこうかと思っています。    
 ローソク温泉は、なんか区画整備がされて整った第二駐車場とかも完備されて、風情も色あせつつあります。 
 それにテレビで紹介されたのか凄い人。おまけに中津川市に合併されたので以前は免除された入湯税も加算されて1160円の高価なる湯に変身。
  まぁ、泉質は文句無しなので文句は言いませんが、人がワッと増えたのにはブツブツ。  
ここは湯治が目的で商業主義とは一線を画しているところが好きなんですから。     湯に浸かった後は名古屋に戻る。
  今日は、中央道を使わず岐阜県道66-20号線経由、国道419号利用のグリーンロード接続の名古屋へ。
 若干時間はかかったものの、実に快適な道路。おまけに有料区間は300円だけだし。    
東濃の道路は、実にドライブしていて心地がよろしい。
国道153号線を北上し長野県に入ります。
そこは根羽村。その根羽村もほとんど愛知県よりに
月瀬の大杉があります。樹齢1800年。
長野県一の巨木です。

1800年前って邪馬台国の頃です。


飯田の湯里湖が閉鎖と知り、418号線を利用して岐阜県へ。
ここは恵那市旧上矢作町の達原渓谷。紅葉の名所でもあります。

国道418号線は何度か通りましたが、その度に気になる赤字で記された名所・旧跡の大船神社を素通り。
一度、挑戦したものの、時間がなくUターン。何かと敷居の高かったこの神社に訪れることができました。

人里離れた山の頂に位置する大船神社。その昔は修験道の地だけはあり
細い林道をコレでもかと高度を上げる。
ところが着いてみたら、山深い神社の割には車が停まっている。
参道を歩き社務所に出ると、地元のおじいさんが
今日はお祭りがあって、普段は閉まっている本殿も開いているからご覧なさいという。
この本殿にほどこされた彫刻が価値あるものだそうです。

よほどの例祭なのでしょう。神前には諸々の供え物があります。
とても印象的だったものは、山奥の神社に立派な魚は
最高の供え物と思います。
梅雨の晴れ間のこの暑さ。まもなく腐敗するであろう、
あの独特の臭いが、鼻につきました。

大船神社は杉並木が立派で有名です。
僕は車で行ける所まで行きましたが、本来はもっと長い並木だそうです。
なお、左上のヘンテコな杉は弁慶杉といわれ樹齢が760年だそうです。
やはり月瀬の大杉を見てしまった自分には、天下一の大木とは言えません。

つづいて訪れた先は、現在は中津川市の旧福岡町にある、
こちらは日本で一番世界で三番のラジウム泉であるローソク温泉。
名古屋に住んでいて良かった一つに、この名湯の近さを挙げることができます。
宿泊も可能な湯治場。
日帰りのお客用には、民家を開放した離れを休憩用に供されています。

一度の入浴に10分以上使ってはダメという効能高き湯。
無味無臭で無色なる湯は、入って過ぐに体の芯から熱くなり
多量の汗をかきます。
湯上りは、心底疲れてしまいます。
ところが離れで寝たり休憩を挟むと、体は甦る感覚。
蘇生とは、こういうことを言うのだと実感する天下のラジウム泉。
飲泉も可能なありがたい温泉。