福田元総理大臣も贔屓にしていたという万座温泉をあとにして
僕たちは長野県高山村にある五色温泉へ山岳ルートを縫うようにして向かう。
草津白根山・白根山の横を通りぬける標高も高いルート。
只今、一般車が入れる国道の最高地点も通過しました。

2000mを越えるスカイライン

火山帯らしく志賀高原では爆音を轟かす噴泉口が。
五色温泉は万座温泉北側に当たります。
硫黄泉ですが気温や湿度によって五色に変化するらしくもそのような名称となりました。

僕たちが入ったときは墨色の濁り湯でした。
そして極めて珍しい湯の花であるヒジキのような黒い繊維状の物質が大量に浮遊していました。
河原沿いにユニークな泉質。ただ、これら天然の宝物を上手に提供できていない
宿の造りに少し残念なものを感じました。

実はこのころ、僕たちの体には異変が生じていたのです。
泉質は違うにせよ、高濃度の硫酸塩泉と白濁するほどの硫黄泉。
この強酸性の湯巡りは確実に皮膚を溶かす作用もあり体中がヒリヒリと。

当初予定に組み入れていなかった平谷村のひまわり温泉にも
寄ることにし、アルカリ成分で中和しようとの作戦を立てました。

とにかく高速を乗り継いで飯田まで。