令和3年3月 mars.2021 le 31 mercredi 水曜日 //忘れる前に// 本日は、取締役始め皆様方にお時間を作ってくださり、ありがとうございます。 私は1996年4月に入社し、明日でちょうど25年になります。 この25年間、二つ誇れることがありました。 一つは、いつも笑っていたこと。 二つ目は、広範の13年間、配送課を担当させていただき、この間、大きな事故もなく本日を迎えることができました。ただ、それは私が成し遂げたことではなく、ハンドルを握る課員が毎日無事に戻ってきてくれる、この積み重ねで成し遂げたことです。私の誇りは、彼らと共に仕事ができたことです。彼らこそ、私の誇りでした。ここに改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。 さて、入社以来、私は三つのことを胸に毎日を過ごしてきました。 一つは、笑うこと。 二つ目は、感謝すること。 そして三つ目には、嫌なことは忘れること。 ただ、これは難しいことではありません。あることを忘れず行っていれば自ずと手にします。 それは、目の届く範囲で困っている人がいれば助けること。助けることができない場合は労いの言葉を掛けてあげること。これを忘れず、これさえ忘れずに行っていたら、笑うこと、感謝すること、そして嫌なことは忘れること、これらは自ずと自分の周りに存在します。私は、○○○で得た、これらのことを今後の生活でも活かそうと思います。 さて、今後のことですが、私は三重県と名古屋を行ったり来たりします。三重県に面倒を見る親戚がいまして、そこに行くのですが、三重県なので土地もあって、ここに陶芸の工房を建てようと考えています。工房ができるまで、二年ほどですが、常滑や瀬戸・多治見にも行って電気窯や原材料も買いに行ったりします。 以上でありますが、本日はこのような席を設けてくださりありがとうございます。 取締役はじめ皆さまの、健康と今後のご発展を願いまして私の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。 これにて、私は25年の労働者としての歩みを一旦止めることにしまして、今後のあるべき姿に向けての準備期間に入ります。 明日は諸々の手続きなど進めて参ります。時間が生まれたら陶芸ですが、もはや趣味ではなくなりました。生業です。 只今、22:38分。明日は有休休暇ではありません。休みであるとするなら、無給の休み。例え、無給でも仕込みに専念するなら救いようもあるので、決して私はその道から外れてはなりません。好きな道を選んだのに、対した理由もなく怠けるのなら、それは身も心も既に廃人の域です。 両手から溢れる休みを手にしましたが、厳しさは働いている時以上です。 le 30 mardi 火曜日 //黒燻し//窯出しをしました。今回、調合した釉薬がかなり良い風合。安定しているところなんて優等生。今までの作風には無かった新しい表現です。 ただ実験癖は湧いてくるのでしょう。黒に青加えたり、茶色に似した黒にするとか。 明日はいよいよ退社の日です。お世話になった先輩への酒器セットは、釉調がイマイチだったので作り直しになります。次に焼き上がるのは五月の連休前後かもしれません。後日談を聞けるかも。。。 le 29 lundi 月曜日 //うむー//帰宅後、窯をちらっと見ましたが、うむー。納得いかん。 少しマットに重きを置いて釉調を調整かな。 帰宅時には400度かなと予想していましたら399度でした。最近、窯の冷却時間を精度も良く読めるようになりました。 le 28 dimanche 日曜日 //令和三年舵切窯//今回の窯名は、令和三年舵切窯。この間、人生において、五指に入る舵を切りましたので、その記念として。明日の正午ごろ1000度だと思います。窯出しは、明日は無理なので明後日の帰宅後でしょうか。良い焼き上がりなら返礼品として持参できそうです。 いよいよ25年の会社人生も終焉です。水曜日は退社日。会社に行けば毎日が面白おかしく饒舌に過ぎる繰り返しでしたが、それも卒業。4月からは、全く違った人生を構築すべく、まずは二年間の準備期間に入ります。この間、資材の調達や新工房の建設と同時に、知識も集中的に学びまして、今後の糧とします。 不思議なことに不安はないのです。これは今後ついて回るのでしょうか。いやいや、人は大それた決断をすると一様に言いますが、心底迷いなくこの道を選びました。それで正解なのでしょう。心すべきは毎日を一生懸命に過ごす。この繰り返しに徹します。 前にも言いましたが、今から5年ほど前でしょうか、医者の見立てでは、最悪の場合は余命5年程度。結果的には良い意味で誤診でした。全く問題ないのですが、最悪、今頃尽きていた命。あの頃、診断が経過見て経過見て、そして生検手術で3-4年ほど先延ばしの毎日でした。自分でも褒めてあげたいのは、この間、全く腐らず毎日を笑顔で饒舌に過ごしていたこと。 今後のことは、あの時を思えば100万倍幸せです。選んだ道を一生懸命取り組めれるって、どれだけ幸せなことか。その幸せに溺れることなく、これは有難いことだと大切に大切に。 いつの日か、陶芸で恩返しができましたなら。 le 27 samedi 土曜日 //13時間//目が覚めてから、20時近くまで、ずっと作陶していました。本日作ったものも窯の余熱で乾燥が進みましたので、割れずに焼くことができるような。 明日は第一回目の素焼に施釉して、第二回目を取り出すと同時に本焼き。明日明日で疲れそうです。 本日は、朝から13時間も没頭して忙しかったのですが、家からは一歩も出ず。こういう生活を選んだというわけよ。 le 26 vendredi 金曜日 //溢れました//帰宅後素焼をしましたが、一回では収まりませんでした。明日は、二回目を入れる前に窯の余熱で急速乾燥も出来そうだし、最後の追い込みで追加しましょう。 どうだろうか。日曜日に本焼きができたとして、これが良品なら最終日にお礼は渡せそうです。 le 25 jeudi 木曜日 //新しい釉薬//朝から瀬戸経由の豊田市。粘土を大量購入。午後からは新しい釉薬の調合と粘土の再生。 作業場を構えた頃は市販の釉薬をたくさん買いましたが、釉薬は作るものだと、粘土屋のおばちゃんが言っていたように、今は強く思います。当時は、そんなこと無理でしょ!!!と買うことばかりしていたのですが。 そろそろ素焼なのですが、まだまだ作り続けていたいのが正直なところ。 le 24 mercredi 水曜日 //青空//片道3時間ですが、うち充電に50分。これがガソリン車だと、もっと早い感覚で到達できるのですね。新しい道を選んでしまったので、性能の良い電気自動車の購入なんて全く手の届かない話になってしまいました。アリアだと600kmですからね。このドライブで言ったら途中の充電が必要ないのですよ。 今日は、【お休み】という感覚を味わいながら過ごしました。四月からは、仮に同じコースをドライブしたとしても、収入がないので【お休み】という祝う感覚にはなりません。早く働きたいのですが、働く内容を変えたので、準備に2-3年は必要になってしまいす。ただ強く言えることは、今の仕事を続けていては、それは無理だということ。 le 23 mardi 火曜日 //思いつくことは幸いである//改良点があるのですが、考えてもいないのに答えが出てくる。【コレコレを試してみよ!!】と。 明日と明後日はお休みです。明日は飯田市南信濃和田まで湧水汲み。明後日は豊田に粘土購入。共に250kgでしょうか。 会社に良く休む人がいます。その感覚が分かりませんでしたが、ようやく私も理解者になりました。 彼は用事があるのではなく、5日連続して働くことが、ありえない!!!!のだと。退社を決断してから良く休むのですが、かくいう私も、もう5日連続で働くことはできません。まあ改心したとしても物理的に無理な領域に達してしまいました。 le 22 lundi 月曜日 //ようやく//月末に退社する感覚か、ここに来てようやくジワジワと。収入の面では絶ってしまったので、数年、減る一方なのですが、長くても3-4年で収入が得られるようになって、ホッとする局面に到達したいものです。戒めるのは、【貧すれば鈍す】 こうならないように。まあ、好きな道を選びましたので贅沢も出来ませんが。 le 21 dimanche 日曜日 //兄上にも兄嫁にも//四月からのことを伝えました。本日は九平次もあることだし越前ガニ10杯超の身内にての宴会。九平次でカニみそ溶いて甲羅酒。贅沢でした。 月初は、月末が25年の最終日だと信じられませんでしたが、いよいよ、その感覚がじわりじわりと迫ってきました。これにて伝えるところには全てお伝えいたしました。兄上曰く、最初は驚いていましたが一度きりの人生だし好きなようにすれば良いと。まあ、そう言わざるを得ないのかもしれませんが、それでも言葉の節々に、いや、実際に、人生は一度きり後悔無いように好きなようにすれば良いと、そういう決断ができてしまうお気楽な次男を羨むような諭すような。 le 20 samedi 土曜日 //陶芸三昧//朝、買い物してお墓にお花を供えてからは、22:30まで作陶三昧。どうでしょう。次の週末には素焼できそうな。 そろそろ粘土買わなきゃ。来週は、水木と有休を考えていますので、そのどちらかで買いに行きましょう。ほんと、買い物も陶芸関連で、それ以外に何か買った記憶が全然ない。四月からの二年間は移行期間。同じ陶芸関連の買い物も趣味の買い物ではなくなります。生業としての資材。原材料の調達。もちろん、この間に集中的に学びます。行ったり来たりで、一つのことに軸足を置けないという理由で退職を選びましたので、行ったり来たりでも選んだ道は逸れないように。 le 19 vendredi 金曜日 //幻のお酒//ありがとうございます。名古屋の緑区のお酒ですが、全く出回らず、あるとしても限られていて高級品。それも大吟醸の一升瓶。醸し人九平次。美味しかったです。原酒のように濃厚な味わいですが、アルコール度数は16度。濃厚な旨味と辛めのスパークリングワインの様な後味。 そうそう、初めてニトリなるところに行きました。本日は午後からお休み。 転倒の実績が多い父上のためにベッドを買いに行きました。これで少しは改善できれば良いのですが。 なかなか整った店内で驚きました。無印の拡張版みたいな。こりゃ週末は人混みなのでしょう。午後休み取得して正解。 le 18 jeudi 木曜日 //これぞ幸い//次から次へと作りたいものが頭に湧いてくる。閉塞感というものが全くない。今後の人生の選択も、好きなことに満ち溢れている。それは生活の一面なのかもしれませんが、例え一面でも好きなことに没頭できる毎日があるのって、なんて幸いなことでしょう。 そけと引き換えに、25年の積み重ねも一旦ご和算といたします。 50歳を目途に、生き方を【味わい深い人生】に定めたことは、これも幸い。人とは全く違う時間軸になりましたが、これも幸い。新しい種類の試練もありましょうが、辛さも幸いも似た字じゃありませんか! たぶん、紙一重。 とても贅沢に思う時が来ます。それは轆轤回しているときに耳に入る鳥の声、雨の音。風の心地良さや、夕立のあとの匂い。私は、そういうも美しさに囲まれる道を選び動きます。 le 17 mercredi 水曜日 //三重県//平日の朝の交通渋滞を甘く見ていました。同じ時間でも週末と平日では雲泥の差ですね。 三重県での生活は、作家活動と伝統的な地域共同体への参加、この二本柱になります。まあ、そうはいっても窯を置くには基礎をしっかり固定しなくてはならないし、その他諸々の準備が必要になってきます。いきなりは無理ですが、今の生活を改めないと先に進みません。二年の準備期間を設けました。遅延だけは避けないと。 あれだけ保守的な私が、改革を一切先送りしてきた私が、誰もが驚く選択をするのだから、結果的には進んだ幅は同じの様な。 le 16 mardi 火曜日 //休前日//明日はお休みを取得したので、、、と、いうか最近、こんなゲリラ的な取得をしていて、今が一体何曜日なのか感覚が狂うのですね。 昨日の自問自答はAにしました。これからの私を考えると何かの組織が守ってくれるわけでもなし、全ては自分自身の責任になる。今までは安近短が選択の主軸でしたが、これは改めざるを得ない。安全と健康。これを第一に。 le 15 lundi 月曜日 //大当たり//昨日の日記に書いたラジオ局にメッセージを投稿。これはプレゼントが貰える条件でもある。当たりましたがね。和菓子屋さんで1500円分の購入チケット。 さてさて、迷いみち。Aを取るかBにするか。 Aのメリット 安全 都心にも寄れる デメリット 時間がかかる 重たい荷物も運ぶ 乗り換え2回 高い Bのメリット 乗ってしまえば自由時間 道中寄り道も可能 時間短し 安い デメリット 事故の心配ありけり 都心とは無縁 車両の劣化 冬期の不安 le 14 dimanche 日曜日 //上品な市之倉//今日は市之倉をふらり訪れました。毎回思うのですが、ここは上品なところです。盃美術館と併設の売店・ギャラリーは、全く見事なものです。作陶はしない日曜日でした。帰宅後、作業場を掃除。 瀬戸の街もブラブラしましたよ。 そうそう、明日は瀬戸市のコミュニティーFM、ラジオサンキューの15周年特別番組。これは聴かなきゃ。 le 13 samedi 土曜日 //マスク意味ない//自宅陶芸に専念。さて、手の粘土が乾きパンパンと叩くと微細な粉塵が発生する。これは肺に良くない。対策としては水式空気清浄機を二台作りました。それでも一時は舞います。どうでしょう!??パンパンした後の粉塵の臭いというか味が分かるのですね。マスク二重なのに。 つまり、空気を吸い込めるのだから、微細な粉塵は入ってくるわけです。マスクしていても。 一番の対策は、パンパンしない。常に手を湿らせる。 そうそう、作りながら思い出したのですよ。これは一人だけには打ち明けましたが。 何年も前、その人の手相を、一瞬だけ見る機会がありました。驚愕しました。途中から先の情報が読み取れません。その時強烈に思ったのは40代のどこかで、圧倒的な敗北というか育て上げてきた価値観が一切否定されるか、ご自身がこの世にいないか。。。 le 12 vendredi 金曜日 //頑張る金曜日//帰宅後陶芸、夜中の1:30まで。今回は蕎麦猪口を多く作っています。まあ、テストピースなのですが。本当は退職の記念にお渡しも考えていましたが、次に退職する人のことを考えると、あまり派手にするのも止めておこうと。。 le 11 jeudi 木曜日 //原料大量購入//今年一番のお買い物。今日は朝から多治見と瀬戸。原材料を150kg購入して、美術館も3館見て回る。もちろん、帰宅後陶芸も。 良いお休みでしたが、本日は黙祷を捧げる日。 多くの命が奪われた日。自然災害なら諦めもつきましょうが、原発で未だ帰れない区域があるのです。日本人が立ち入れないのは、10年間外国に占領されているようなもの。原発は事故が起きれば、国土の一部が占領下に置かれ数十年単位で返還されないという現実があるのだから、やはり日本国には穢れた存在です。廃炉研究用と有事の核兵器製造用に絞って原発を置き、それ以外は廃止しなくてはと思う。 夢や希望や、やり残したことを気にかけながら。自分よりも他の人を想いながら、何万という命が流されてしまった。今生きていることに感謝しなくては。生きるということは魂を太く美しく豊かに一つにまとめ上げ、昇天の日まで常に手入れし熟成させることだと思う。折々に感謝して助けて頑張って愛して、魂を磨き上げる。生きるとは、それが出来ることであるし、そうあらねばならないのだと。 le 10 mercredi 水曜日 //帰宅後陶芸//明日はお休みを取得したので、本日は遅くまで帰宅後陶芸。ここ半年ほど、あまり作陶していませんでしたが、ここにきてようやく。どうだろ、3月中に本焼成できるかも。 10年前の今日、明日、日本が変わってしまうとは誰が想像したでしょうか。 le 9 mercredi 火曜日 //なんと!!!!!//微生物を高性能の電子顕微鏡で見てみると、目が二つあり、その下に口。全く驚きました。目が二つあり、その下に口ってのは生きとし生けるものの共通のデザインなのか!!!!!!!?? サルから進化して人間になっとか、全く表面的なことですよ。人間も微生物も顔の構造は似ている。こちらの方が衝撃的です。 le 8 mardi 月曜日 //0点//名誉のために、この話は過去のことかもしれないし、本日の15:45かも知れません。 お帰りになられる姿を見て、「お疲れさまでした」と申し上げたところ、 大きな声で、これから仕事だわ!!と罵声を浴びる。 明日からも、このような時間帯に帰られるのですが、無視すればよいのですか!?? あまりの人間性の欠如、器の小ささに、もはや笑い話になりそうです。無視したら無視したで末永く恨む性格なのは想像に難くありません。 私は幸いです。別の道を歩むのですから。ただただ、幸いだと。世の中には退職勧奨と言う言葉もありますが、それはこちら側からも言いたいものよ。 未来を占うに、こんなにも分かりやすい人がいるなんて!!!!!!!!! le 7 dimanche 日曜日 //鴨と私の秘密//今日も池の周りを大地踏みしめ肩回しウォーキング。池なので鴨がいるのです。なんか可愛くて振り向いてほしくて手を叩きました。すると三羽が近づいてくるような。 暫くて、もう一度手を叩くと、あちこちスイスイ泳いでいた鴨たちが近づいてくるではないか。 誰か手を叩いて餌付けしているような。 今日も一日作陶三昧。 le 6 samedi 土曜日 //朝から晩まで//久しぶりに一日没頭しました。一つ戒めるのは、陶芸家は上半身は鍛えられるものの、下半身はとにかく弱る。基本的に歩き回ることがないので。今日もしましたが明日も、池の周り1kmコースを大地踏みしめ&肩回しウォーキングを課すものとします。 le 5 vendredi 金曜日 //復活//思い出しました。これにてHPは今後も継続。これからは日記において自問自答が多くなります。精神の安寧のためにも、ますます重要になりそう。 さて、金曜日の帰宅後は反省会。寝るなら早く寝れば良いのに、何をするわけでもなくダラダラと。 明日は終日作陶三昧。 le 4 jeudi 木曜日 //綱渡り//このHPの契約更新でコントロールパネルにログインする必要があるのですが、すっかり失念。パスワードとか、思い当たるところ、全てはじかれる!??? なんとか期限までに解決できればと思っているのですが。 今日は、仕事の待ち時間を利用して、下之一色街を散策しました。これは驚くべき街です。1m程の路地が生活道路。それが縦横無尽に。人口密集の漁港の街で戦災にも会わず。車の無い時代の道幅を知る貴重な街。 それでも空き地が目立ち新築される家は伝統的ではない。20年前に散策していたらと、とても後悔なのですが、それでも往時の面影もまま残っています。 さてさて、四月から挑戦するのはダイエット。やはり今の生活パターンだと太る。昼はおかゆさん程度にして、夜は食べないとか野菜だけとか。10KGは痩せようかと思います。 le 3 mercredi 水曜日 //素敵な青空//三寒四温で北風が過ぎた後は春の霞も一掃されて冬のような青空。なのに、日の力強さは春。 今日は素晴らしい一日でした。 四月の空は、いつもとは違う空。それは憧れていた空でもある。多くの人と別れるのですが、そんな悲しみは、本当にあるのだろうか。たぶん、前ばかり見ている。 私は年賀状を出さない人となりました。それは会いもしない人に、今年は会いましょうと年始から嘘をつく虚礼に意味がないと思うのです。去ってしまった人は、また追いつくくらいの理由がない限り会う意味がない。過去を懐かしんでも、未来は豊かにならない。過去を懐かしみ、未来が太く強くなるのなら、もはや会う相手は過去の人ではない。その人は、今の人。私は常に、今の人と会いたい。 le 2 mardi 火曜日 //兎にも角にも黙々と//実は、全く不安な気持ちが湧かないので、そこらへんが些か不安。浮世離れしているとも言われるし。。。 不安とか浮いた気持ちとか、そういう次元で自己を見つめるのではなくて、とにかく、一にも二にも黙々と。例えデビューしても若手陶芸作家とは言えない年齢。つまりですよ、時間が圧倒的に少ない。 私には狂っているところがある。それを保守的な価値観等で制御しているのです。でも、私の感覚にある【狂い】はとても素晴らしいものとして大切にしたい。例えるなら、その狂いとは、1cmを10mmとして表現することができない狂いではない。逆に言うと、フリーハンドで10mmを書き当てる「狂気」 きっと一人の世界に入ったら、この狂気が増長しそうになりそうですが、これを突き進めると社会性の喪失も考えられる。やはり伝統的な美や保守的な観念に感じる【美】は、これからも大切にしたい。その上で、狂っている人間になりたい。 le 1er 月曜日 //月末に何を思うか!??//涙を流して去るのか、笑ながら去るのか、忘れ物を取りに帰るのか、いつもと同じ帰りなのに、明日からは、それをしない不思議を思うのか。 今、去年の3月1日の日記を読みましたが、あの頃はというと、いや最近まで、人生というのは慣れたリズムの延長だと。それを一日でも長く維持したいと。 こうも変わるのですから、全く不思議です。 大きな決断をしましたが、もう一つ大きな決断をしました。 私の人生哲学に、【助けることを辞めた人間に、その生活は長続きしない】【助ける者は、その必要性から生活は破綻しない】というものがあります。誰に教えてもらったわけでもなく、いつの日か、そう強く思うようになりました。会社では、助ける機会は実に多くありました。仕事というより不器用な人の心を助けるとか。そういう使命感はありました。心に銘じるのは、今後、陶芸で一人籠り、社会との接点が無くなり人を助けなくなった場合の恐怖。その意味合いから、私は陶芸で生活できるようになったら、二月の収益は、私なりに社会問題へも関心を持ち、思うところへ寄付したいと、ここに宣言するものです。つまり、そういう日常に到達出来るように、神の御加護も願うのです。 では、どうして二月なのでしょう。それは不思議なもので、何年かに一度、二月に陶芸関連の大きな節目が訪れるからです。きっと特別な意味があるのでしょう。生活の目途が立つようになったら、私は二月を喜捨の月にしたい。早く、そういう枠組みの中に入りたい。 これも強く思うことですが、きっと児童養護施設への寄付か、習字道具の寄付とか。 あの子たちには責任はない。親は選べないのだから。そして彼らに伝統的な修養が一つでもあったら、それは心の支えになるのではと強く思います。墨を擦らせたら、唸るように字が上手い子供。親に恵まれなくても、それだけで人選の岐路で有利に働くのではなかろうかと考えるからです。他にも、お茶の作法をマスターしているとか、弓道で集中力は誰にも負けない子供とか。あの子たちにこそ、伝統的な何かを身に付けてもらいたい。 例え経済的に貧しい時を過ごしたとしても、伝統的な修養を身に付けて大人になったとき、きっと豊かな何かを発する人物になると思うからです。新しいゲーム機を自慢する子供たちに囲まれているのかもしれませんが、そんな空疎な豊かさをたちどころに撃破できる、本当の意味での人生の輝きを贈ることができたらと、これも、いつの日からか強く思うのです。 |
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