令和6年3月mars.2024 le 31 dimanche 日曜日 //一目惚れ//昨日の続きでもありますが、平皿をもっと良いものに仕上げて皆様にお届けしたいです。買われるお客様で、撮影用に欲しいと言ってくれる人が一番多い理由ってのが本当に嬉しい。あと、こんなお皿見たことないと、一目惚れしたと言ってくれて買ってくれる人とか、今まで客層の全てが女性で、これは私の弱点でもあると思っていたので、男性が平皿を買ってくれたりするのは嬉しい限りです。 le 30 samedi 土曜日 //我が美を信ぜよ//一輪挿しに続く主力品に平皿があるのですが、その平皿は売れるという実績があって作ったのではなく、私の釉薬の美しさを信じ、これが最も有意に表現できる形状は平皿であると理念先行で次期主力品として作っていました。だから最初は在庫の山なのですが、そんなことは頭の片隅にもなく、もっともっと美しき平皿をと、作りに作る。 それがポツポツと売れるようになってくると、本当に嬉しいのです。一輪挿しに比べ二回りほどお値段が高くても買って下さる。お客様は当然として、環境や御縁、釉薬、今に至る全ての事に感謝の気持ちが溢れます。 le 29 vendredi 金曜日 //前日//明日明後日と恵那市で出店です。合併で恵那市も大きくなり前回の恵那市岩村町と比べて、350mほど標高の低い会場になります。この間、浜松での出店も予定していましたが雨のため中止になり、なんとなんと恵那市に2連続。 余りに時間が無いため、電気窯の特性を最大限に活用。恵那に行っている間に窯には仕事をしてもらい、帰ったら、蓋を開ける。 le 28 jeudi 木曜日 //春の嵐//去年の今頃だと、この嵐で桜も散ってしまうのでしょうが、今年はまだ咲いてもいません。 時間が無いと毎日のように述べていますが、本日もまた。作る事だけ専念している作家もいると思います。そうであっても彼もまた時間が無いと言っていたりして。 ここまで時間の不足を感じるのだから、定年退職後に陶芸に没頭なんて、全く無理な話だと予見できます。48歳のあの決断は、本当に良かったと思います。 le 27 mercredi 水曜日 //晴れが貴重なため//午前中は西区に行きました。地下鉄24時間券を買いましたので、帰りにアレコレ巡りたかったのですが、貴重な晴れのため正午前には自宅に戻り20時まで作陶。 明日は朝からバリ取りしたものから窯詰め。そのあとは工房の掃除⇒磁器土にて作陶。一日のどこかで郵便局に。 le 26 mardi 火曜日 //もっともっと志を高く//菜種梅雨。全く乾かないので新規の作陶が出来なくなりました。こんな時の過ごし方に私の真価が問われるのでしょう。極めて非効率的で怠惰。意味ある時間になっていません。 現在、14:15。 これより仕切り直しです。 le 25 lundi 月曜日 //時間が無い//全く足りません。でも幸いなのは、足りないくらいに没頭していることが心底好きであるということ。これが生き方であることは更に嬉しい。そして陶芸を通して良き御縁が広がっていくことの喜びも並走して味わう。 足腰の筋力は付けなくてはと思います。情熱はあっても体力が付いて行かない悲しさは避けることの出来る事柄なので、この辺りも怠惰にならないように。 le 24 dimanche 日曜日 //二日目中止//と言うことで、本日も制作。 諸々考察すると、寡黙型の人がいます。youtubeでもべらべら喋る者に成功は来ないとか、そんな動画もあります。沈黙は金也を地で行っている人でしょう。私はというとべらべら喋るタイプです。昔から【気にした方の負け】【気にしたら負け】と思っているので饒舌型になります。つまり、寡黙でいる理由が見当たらないからです。それと嬉しいことや伝えたいことをその時に表明したい気持ちに素直で、だから饒舌型なのでしょう。 でも、上手いことバランスが取れていて、饒舌型でありますが徹底した孤独型でもあります。 突き詰める時間を思うと、必然的に孤独になっていきます。ここを疎かにして何がモノ作りだ!と思うのです。大した理由でもないのに駆り出されて、極端な例でいうとメンツが足りないからとか、久しぶりだからとか、そういう理由で席を外している間にも、額に汗して懸命に頑張る人もいる。 le 23 samedi 土曜日 //初日中止//楽しみにしていた浜松の出店が雨のため中止。制作に専念したい欲求もあって、それなら仕方ないと素直な気持ちです。明日も中止かな?? 信州は大鹿村のライブカメラを見ながら作陶。一面の銀世界。 le 22 vendredi 金曜日 //品性の劣化//インスタには選んでもいないのにどんどん画像を見せつける機能があります。詰まるところ再生数稼ぎとかが底念にあるので、面白ければ、注目されれば良いとして、大の大人が低劣ないたずら動画とか、助ければ良いものの一部始終を撮影したりとか、もっと劣悪なものを投稿して自動的に視界に入ってきます。こういうところが顕著になると、そろそろSNSも下火になっていくのではと思います。 好きな本に囲まれている方がはるかに心が落ち着く。 le 21 jeudi 木曜日 //堀右衛門//ライブドア事件当時は社会秩序を乱す者だとして激しく嫌悪したものでしたが、この前、youtubeで彼の動画を見たら、色々と良いこと言っているじゃありませんか!!早速チャンネル登録しました。 年末に、今年の私的10大ニュースを書くのですが、おそらくエントリーするのが【夢中について】であります。前職の枝分かれした会社の噂は聞きます。彼等が強くなったのは、経営者も働く仲間も皆が夢中であったからだと勝手に解釈しています。夢中こそが、継続した夢中こそが人も組織も強くするものだと思います。幸い、私の人生でそれが何かは確定していますが、一瞬のことではなく人生を賭けた夢中と二人三脚出来るということは、人を強くするものだと、つくづく思います。 le 20 mercredi 水曜日 //北風//二月はあんなに温かったのに、三月のこの寒さときたら。でも、これが本来の三月の気温なのかもしれませんね。 信州の山々も、たんと雪を溜め込んで梅雨まで残雪をのぞかせるとしたら、頼もしいことです。 そろそろ窯を発注する頃合いとなってきました。 le 19 mardi 火曜日 //制作は明日から//あれれ?そうなのです制作は一日伸ばすことになりました。本日は棚板の再生、粘土の再生、工房の掃除、施釉、窯詰、本焼き。 世の中は火曜日であっても金曜日のような感覚なのでしょうね。休前日という感覚が陶芸家にはありません。休日というものが前々から定まって私を迎えてくれる、そのような安定感が無いのです。 明日こそは朝から創作です。 le 18 lundi 月曜日 //窯出しは明日//本日は朝から片付け。それれから散髪。仕事は雑務で制作もしなければ窯出しも一日伸ばす。それにしても北風の強い一日でした。冬でも、ここ迄の強風はなかなかありません。二月は異常な暑さでしたが三月は足して二で割ったら平年並みに落ち着くかもしれませんね。 毎日夢中で過ごしています。これは孤独の賜物だと思う。集団で過ごせば楽しいこともあるだろうし、何より束縛されることにより安定を得る。そういう笑う相手や安定は私の生活から消えましたが、だからと言って不安が台頭することもありません。実に実に単純な構造で、陶芸が心底好きで全てにおいて夢中になれるからです。夢中こそ人を強くする心柱。 制作は明日から。楽しみで仕方がない。 le 17 dimanche 日曜日 //素晴らしい出会い//浜松から来た作家さんと知り合いになりました。彼は喜びをもって今の生き方を語ります。与えられた人生を自分に時間軸で構築する人の、その輝く瞳は全く心惹かれるものがあります。来年も、ここに出店することはあるかも。 土曜日は恵那からせと品野までは高速。本日は全て下道。ほぼ同じ時刻に帰宅する不思議。 le 16 samedi 土曜日 //初日//出店料が少ないので助かりましたが、なかなか厳しい初日でした。恵那で泊まることもなく帰宅して窯出しの窯詰。本焼き焼成。日曜の私は岩村で仕事ですが名古屋でも窯を動かす。電気窯はこれが出来るのよね。 le 15 vendredi 金曜日 //前日//久々の出店になります。今度は恵那市岩村町。前日になってようやく実感が湧いてきました。最近は益々車の電池性能が劣化してきましたので、充電の計算もシビアになってきました。 出店前日は気が高ぶって寝つきも悪いのですが、最近、目も回る忙しさで、その心配はなさそうです。只今、素焼窯稼動中。土曜は帰宅しますので、それから窯出しし窯詰のあっちでもこっちでも仕事のスタイル。 le 14 jeudi 木曜日 //16時でやめました//疲れを溜め込んで週末を迎えるのも危険なので、本日は16時でお仕事終了。常に新しい試みをしているので、毎日が楽しみの連続。今年の二月末で陶芸歴も13年。この間、全く飽きることもせず今に至る。心底惚れ込んでいるのでしょう。 本日は瀬戸で染付の展示を見ました。卒業した10人のうち8人がそれぞれの陶芸の道を歩む。この一年、染付に専念しただけあって、上達の様が強く分かりました。私は、この一年、上達したといったら釉薬の開発になります。命尽きる日まで進化していこうと思います。 退職してから三年。こんな収入の私が言うのも変ですが賃上げの勢いが凄いですね。思うのですよ。大幅な賃上げの出来ない中小企業も実に多い。喫緊で低所得者に限定した手厚い減税をして可処分所得を確保してあげないと。例えばトラックドライバーなんて大手が魅力的な条件をどんどん出すと、中小運送会社は仕事はあっても離職者だらけで倒産すると。 le 13 mercredi 水曜日 //窯道具//平皿を重ねて素焼すると重さで割れる。これが大量発生しました。どうしたものかと考えましたが、自作で窯道具を作らなければなりません。 ①底無しの輪を作る。35φくらいで高さは3cm。 ② ①の中に、これより小さめの平皿を置く ③ ②の上に35φ前後の平皿を置く。荷重は外輪にかかるので平皿小は安全。 ※①の外輪構造の上下どちらかは底は無いもののⅬ字構造とする。 もしくは単純に35φの底ありで外輪の高さは3cmの凹構造でも良い。 le 12 mardi 火曜日 //18万円のタイヤ//新工房に設置する大型の窯に台車機能を付けると18万円価格が上がる。冷静に考えてみると1000kg近い窯にタイヤを付けると反って不具合の原因になりそう。そもそも一人で動かせる重さでもないし、1tを四つのタイヤで支える構造を何十年と維持させる方が恐ろしい。ここは場所を固定して動かさない決意のもとタイヤを外そうと思う。 今日は新工房往復。床にチョークで設置場所を書いてみましたが、思った以上に場所を取る。 le 11 lundi 月曜日 //私を構成する一人//13年前、東日本大震災が発生しました。もう何度も言及していますが、志半ばで命を失った陶芸家も、窯出しを楽しみにしながら見ることの出来なかった陶芸家も、多くいると思います。一方、私は陶芸を謳歌している。この喜びは私だけのものではないと思っています。私の身体を使った集う魂の創作物。だから、私は陶芸をいつまでも夢中で取り組むことが、生き方の答えになってきます。 本日も驚くべき技法を生み出しました。これは、たまたま私を通して表現されたもので、御導きは大いなるものになります。感謝の気持ちは夢中で取り組むこと。夢中と導きは常に行き来し作用する。この私の肉体を通して。生きていることに感謝して、改めて祈りを捧げます。 le 10 dimanche 日曜日 //平皿//結晶釉を最も有意に表現できる形状。これを手回し轆轤で作っているのですが、手回し轆轤の利点はありません。手回し轆轤は急須とか香炉とか精緻な作品に威力を発揮しますが平皿は効率は低いうえ疲れもします。でも、平皿を沢山作って我が釉薬の優美なる世界を多くの人にお届けしたい。新工房が出来たら、平皿でデビューかしら? それにしても時間が全く足りません。 le 9 samedi 土曜日 //夢中に救われる//一歩も敷地から出ないのにフル回転。連日のことです。土曜日だから手を抜くこともなく気が付けば夜。でも夢中だから疲れも嫌気も全くありません。 人生は、夢中と如何に寄り添うか。夢中なんて子供用語だと思われがちですが、そんなことありません。僕たちが言葉を覚えたり成長していく過程で、その習得に苦労した感覚が無いのは夢中であったからだと思うのです。ところが成長するにしたがい、夢中になれないものの習得が課される。その時の生産性の低さは目を覆いたくなるような実態。 私は今、物凄い勢いで成長しています。夢中だからです。 le 8 vendredi 金曜日 //金曜日の気分//勤めていた頃は金曜日の退社時はスキップしていたような!!!! 今は全く曜日の感覚がありません。本日も朝から晩まで忙しくしていました。今週はこれで終わり!と宣言できる区切りが全く無いのです。全てが途上。明日も忙しい。 le 7 jeudi 木曜日 //早い//この日記を書くのは木曜も終わる頃。明日は金曜日ですよ。どうしてこんなに早いのでしょうか?? 将来的には良きものを作りだめして、これを休養時間の原資原資にしたい。 夢中ってのは大いなる指針。夢中だからこそ孤独でも、この生活スタイルでも何ら不安なく過ごしている。働け!!との号令が無くても組織の圧力が無くても夢中だから私は模範以上の取り組みを苦もなく続けることが出来る。私にとって、夢中こそ伴侶。生きる指針。この夢中に沿わす生き方であり時間配分なのである。 le 6 mercredi 水曜日 //朝から晩まで//全く時間が足りません。これで売れっ子作家になったら私はどうなるのでしょうか!!!!! 全く新しい釉薬を作りました。テストピースを何時間と眺めていても飽きません。だからますます時間が足りないのだ。 le 5 mardi 火曜日 //昼から晩まで//午前中は買い物の付き合い。久しぶりの作陶は午後から20時まで。 全く時間が足りない。おそらく365日、全てを割り当てても時間が足りない。50前の決断ですから、余生との計算においても時間が足りない。 こんなに陶芸に没頭しても目指すところは少し違います。それが私のオリジナルになれば良いのですが。 そうそう昨日、一つ下の後輩の修了式。私も卒業してから1年が経過するのだ。勤めていた頃は会社の枠に、瀬戸でも同じく組織体の中に組み込まれ、打ち込んでいたにせよ甘い世界ではあった。陶芸を志すというのは、独立独歩なわけですが、一年経過してもその途上であります。飛行機で言ったら機内食を出すほどの安定した高度には達していません。兎に角、高みを目指して邁進するだけ。 情熱は大切です。情熱があるからこそ、組織体の外にいても自分の行動軸は常に陶芸と共に。なんの強制力もなく自由意思の世界において情熱こそ、私を原点に留める心理の極意。 le 4 lundi 月曜日 //また増えた//釉薬のバケツがまた増えました。これは基材になるようなもので相性が良いと、この釉薬から多岐に分岐します。増える一方。 ところが工房を大きくしたと言っても工場ではないし一人黙々と。なのに良き釉薬は増える。 これが意味するところは、私の作風は、【多様な上質を、少しだけ】になるのかと。 ①多様な上質を、少しだけ なのに私を認識してもらうためには意匠に統一感やオリジナルのものがなくてはなりません。 ②その意匠の一つが飛び鉋。私の作品の何処かに、この飛び鉋が視認される。 ③ ①の多様とは多岐に揃えた上質な釉薬。形状は、これを上回るものではありませんが、持ち前の衝動的造形で変化は常に。 le 3 dimanche 日曜日 //最も低いところ//水の流れは最も低いところを選ぶ。こっちに欲しいと溝を掘っても、もっと低いところがあれば水の流れは容赦ない。それでも潤う時があって、この場合は特殊で増水時、あるれ出る水のおこぼれ。世の中の理だと思う。 不思議ですよ、全く。水には頭脳もセンサーも計測器もないのに、何処がもっとも低いのか確実に探し出す。それも水の流れのようにスマートで自然で違和感なく。 低きに例えると負の側面が強いのですが、そういうことが言いたいのではなく、どんな分野にせよ、そこを極めたものには、二番手には到底かなわない水の流れがあって、それが世の中の理。 le 2 samedi 土曜日 //失敗・挫折・敗北//本日、まるで申し合わせたかのように、残念な出来事が三つも私に。昨日の失敗を含めると四つ目です。これは意味するところに到達しなければなりません。 全て良きことと解釈するので、本日の出来事も近々、この軸に沿って言語化するでしょう。本日、分ったことは、これは、立ち止まれとか方向を変えよとか再考せよ等の、私を一時停止させるためのショック療法だと思うのです。なんでも良きことに解釈すると、見て見ぬ振りという錯覚を起しやすいと思うのです。実際、昨日の大失敗程度では一時停止することなど考えにも及びません。だから三つまとめて「あいや、しばらく」と強烈な物言い。 確実なことは、立ち止まって今一度自分を見つめなおすことが、最善であると。 le 1er vendredi 金曜日 //前日の失敗//それも大失敗でした。ですが全ての事には意味があり、それも全て良きこと!!と考えていますので、この大失敗には、大きな意味が宿っていると思います。 |
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