南信州秘境巡り
その二の3
長野県上村⇒大鹿村
2005年5月3日

秘境長野県上村の隣にある更なる秘境長野県大鹿村
かの地は日本のチベットとも呼ばれ内陸にあって最果ての地です
もともと国道152号線が南北に走る予定ですが、あまりの険しさゆえ
未だに未開通部分があります。大鹿村への峠越えも林道を利用します
上村から大鹿村へは地蔵峠を越えます。この間は国道未開通部分で林道を利用します。そして国道152号に出会うのですが、全くの悪路です。恐怖と戦慄バンバンの悪路です。今の今まで悪路国道No,1の座は418号線でしたが、とうとう首位の座が入れ替わりました。
もちろん国道なので舗装はされていますが、延々と一車線。それは418号も同様ですが、何が違うかといえば待避スペースが全然ないっっっ!!!  対向車が来ようものなら、どちらかがかなりの距離をバックせざるをえません。 カーブミラーは設置されていますが、常にクラクションを鳴らして自分の存在を早めに知らせなくてはなりません。  このクラクション鳴らし運転(注)は、よほどの状況でないとしませんが、よほどの状況が約10キロも続くのです。
恐怖と戦慄。日本のチベット。
(注・クラクションを押し続けるのではなく頻繁に押すってこと)

さて、この恐怖の152号線は渓流に沿ってひたすらに走る南北の道です。

まさに、この南北のラインが中央構造線と呼ばれる世紀の大断層。
そんな悪路を走っていたら小さな看板を見つけました。
重要文化財・松下家
息抜きは必要と感じ寄ることに
松下家の奥さんが案内人ですが人柄もよく色々と質問などしてお話を楽しみました。  ここのお爺さんは勲章を授与されたそうですが、こういう文言で授けられるのですね。
日本国天皇は、、、、


大人一人300円。記帳するノートがあって僕も記しました。五月連休といえども、訪れる人はまばら。
これ以上、奥のない山奥の村なのです。
屋根は葺きなおしていますが、かなり古そうなお堂。
152号沿いは秋葉街道と呼ばれ、火防の神様秋葉山に通じる信仰の道でもありました。


最近は山奥にある昔からのお地蔵様とかを手当たり次第に盗難してネットで販売する輩がいるらしい。

天罰・仏罰が下ることでしょう。
中央構造線

地質マニアにとって大鹿村は聖地のような場所。
僕には良く分かりませんが、五月の連休というのに
研究目的の為に来館している人たちがいるほどです。

ここ中央構造線博物館はのんびりした大鹿村だけあって僕が訪れた時は管理人は誰もいなく、料金を支払うことなく館内を見て回れました。

橋の向こうに、きれいな山並みを見ることができます。
今回の旅の最大の収穫、
夕立神パノラマ公園の眺望は次のページです。

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