波乱万丈の静岡県 この天候の違い・桜海老とタイヤチェーン 2002年12月20日 名古屋〜豊田〜清水〜由比〜口坂本温泉〜大日峠〜川根温泉〜国1・国23バイパス〜名古屋 |
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今年一番の寒波到来。目を覚ますと名古屋は積雪9センチ。まったく初雪が大雪だから・・・・ 8:30にルノー氏に電話。僕の車はノーマルタイヤなので「アンタだしてよ」と依頼。 今回の静岡ドライブは文字通りルノー氏のルノー号になりました。 実はルノー氏と僕は近所。8:30の電話の後、9時には迎に来てくれた。東名は豊田インターから乗りましたが、進めど進めど一面の銀世界。 豊田インターからは、名古屋圏の住民が自宅待機状態ということもあり、全然車が走っていません。 日本国の幹線高速道路でありますが、空き空きの空き。 ルノー氏とはこの雪はどこまで続くのかと話しながら、お互いのお気に入りmonaFM聞きながら一路東進。 結局、雪景色は浜名湖の手前まで広がっていました。 |
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![]() ![]() 【左】我が家の雪景色 【右】ところが静岡は全くの快晴 |
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もともと今回の静岡はルノー氏提案の「桜海老づくしの食事」を戴くツアーでした。目的地は静岡県の由比。 せり出す山に東名と国道一号・東海道本線が太平洋に落とされるような迫り来る地形の一角に目指す「くらさわや」があり4200円の昼のコースを堪能。 ここで驚いたのは全く桜海老以外は出てこないのです。普通、何とかコースでも一応刺身とか別の魚介類も少しは出てきますが、ここは違った。 味噌汁と香の物・デザート以外は桜海老のそれぞれの調理法が出されるもの。 ところで桜海老とはあの小さなえびのことです。 乾燥させたものが「だし」用に売りに出されているえびのことです。たまにお好み焼きとかにも入ってる小さなえびのことです。 だから伊勢海老が一尾のコースでもなく、アマ海老がメインのコースでもなく、桜海老が1000尾近い集合体のコース。もう、驚きです。 てっきり「だし」用しか用途がないと思っていたものだから・・・ でも美味しかったです。写真撮るの忘れましたもん。へへっ ところで「くらさわや」で良かったのはその絶景の立地。 |
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![]() ![]() 【左】雪を戴いた富士山が東の窓に 【右】海の向こうの伊豆半島が南の窓に 食事の後は温泉ということで、食事中時間をかけて色々調べる。(温泉の本はどこでも必需品なのである) 答えは静岡市の山岳部にある口坂本温泉。 ところで静岡県はその東西の移動に必ず静岡市を通過しなくてはなりません。 つまり、静岡市は海に面したイメージがありますが長野・山梨県境まで静岡市なんです。3000m超の山々を市内に有する全国でもここだけの県庁所在地。 目指す口坂本温泉。そのうち道路は林道のようになり、秘湯の趣が漂う(ただ、静岡市内の点在する山岳温泉では入り口に位置しますが)。 口坂本温泉。ナトリウム−炭酸水素塩泉。大変にひなびた地にあり、露天では雪がチラホラ舞っていた。 温泉を出たのが4:30。僕達は山をもう一つ西に越え、いっこ向こうにある大井川筋を南下する道筋を考えていました。 名古屋に近いので。ただ勝手の知らない道。日の入り前には大日峠を越えれるよう少し急ぎ足。 ところが標高が上がるにつれ道の両側には雪が残っている。まぁ運転には支障がなかったのでとにかく標高を上り詰める。ルノー氏の車はスタッドレスタイヤ。 ところがである。 やはり自然の知識は知っておくべき。僕達は山の東側を登っていたので雪が少なかっただけ。 だって冬は北西の季節風でしょ。山の西側にはびっしり貼りつくように積雪があるとは行くまで気付いていなかったのです。 それに所詮静岡市内の移動と甘い認識も裏目に出てしまった。 道路はまさに表面が氷面。つるつる。スタッドレスでもヤバイ状態。 |
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![]() ![]() 【左】峠を越えたら状況が一変。ヤバイ! 【右】奥の山は吹雪いているよ。ヤバヤバ!&日の入り間近。 |
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僕達は状況の悪化に恐れをなして、急遽タイヤチェーンを巻くことに。ただ日の入が迫りつつあり、おまけに北西の季節風がすさまじい。 ところが天の恵みというべきか廃屋になっている作業小屋があり車がすっぽり入るではないか。これで北風はしのげる。 僕達は慌ててチェーンを装着。寒さと時間との闘いで慌てる。 しかし! 慌てたものだから上手く設置できない。 それを寒さのせいでゴムが固まっていると思い込み、無理なやり方をしばらく奮闘していた。よって、どうしても上手くいかない。 太陽の光線が確実に弱々しくなっている。幸い峠の西側頂上なので少しは日の入りも長いのでしょうが、やはり冬至も間近の12月20日。 ここはイチからやりなおしで慌てないことが一番の近道と思い、全く最初の状態に戻し設置工法を一からスタート。 やはり手順に忠実だと上手くいくものですな。良い勉強になりました。 どうだろ? 30分くらいの悪戦苦闘だったかな。 再度の下山を開始して、少ししたら真っ暗やみになっていました。 まぁ、なんとか無事に平野部には行けれそう。実はその時、僕は悪寒がしてどんなに着込んでも体がガクガクブルブル。 まずは平野部と口にしませんでしたが、辛かった。 もう、どうにもならないときに再度の温泉を提案したら、1分もしないうちに偶然にも温泉を発見。 調べたら塩化物泉なので体もポカポカするはず。 僕は今、体を芯から温めるのが最優先課題なので、なかば強引に彼を誘いました。 助かった。 もし、あの時無理して我慢していたら、温泉を見つけられなかったら、僕は確実に風邪をこじらしていたと思う。 温熱療法とは良く言ったもので、冷やした体をしっかり温め&温泉成分で保温もバッチシ。見事回復しました。 川根温泉。静岡県でも源泉掛け流しは20泉しかなく、偶然の温泉は良泉でもありました。 それからの帰路は国道一号線のバイパスを使い名古屋へ。従来は22時から無料開放だったのが20時に緩和され、まさに東名並の快適さを無料で愛知県まで。 名古屋も近くに感じた頃。10時を回っていましたが、噂に聞く横綱ラーメンに寄りました。夜なのに客が待つほどの混み様。久々のラーメン。美味しかったです。 ルノー氏とは近所。まさに彼は家のまん前まで送ってもらい無事の帰宅。ぎりぎりの日帰り。12時手前でした。どうもありがとう。 あの時。そう、大日峠の廃屋で夜を明かすとしたら、どんなに着くるんだとしても、寒さをしのげたのだろうか? と恐怖に思いを巡らし、今は自分の体温で充分に暖かくなったベッドで眠りにつきました。 |
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![]() 実は始めて見た直感で激しい興味が湧いたのは、左に富士山。 右に伊豆半島。つまりその付け根の写真ですが、この山を見てビビビッときました。これって元は一つの山。それも富士山のような成層火山だった気がする。 根拠@ 右の尾根は緩やかに海まで続く。 根拠A 左の尾根も緩やかに富士山の手前まで続く。 根拠B つまり、この溶岩量は膨大で、それぞれに単独の山が流したとは思えない。 右の尾根と左の尾根。それぞれに内側へ上昇カーブを描いたら一つの富士山になると思いませんか。 それをやってみたところ、富士山には及びませんが3300m位の山にはなりそうでした。 激しい疑問は家まで続き地図で見たところやはりビビビのビ。左は愛鷹山ですが、これら一つが単独峰のような地形。 写真で見る左右の広がりは実は東西でも同じように見えたのです。で、結論は、元々は一つの山で富士山そっくりの成層火山。 それも高さは堂々の日本第二位。3300m超。ですがある時山頂部で大爆発を起し山の上部が吹っ飛んだ。 そう思うのですが。よって、太古の昔は富士山の横にもうひとつ富士山があった。そんな地形を頭に浮かべるのです・・・・・ 世紀の大発見が、知る人は知る当たり前の話か、まったくの想像の世界だけなのか。。。。答えはどうなんでしょうか。 |
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